気をつけて!血糖値の誤差

看護師

肝臓ガン、糖尿病といった病気へ大きく影響する血糖値。
予防のために定期的に血糖値測定器で血糖値を測定されている方もいらっしゃるかと思います。

ところで、血糖値測定器で血糖値を計測すると、病院で測定した結果と異なる結果が出る場合があることをご存知でしょうか?
こういった誤差は、血糖値測定器の故障によるものや、別の原因によるものがあります。
ここでは血糖値測定器で想定すべき誤差と誤差の原因の究明方法について紹介したいと思います。

血糖値測定器で測定するとどのくらいの誤差が想定されるのか、この誤差基準は2003年に発行された国際規格である「ISO 15197」という国際基準で判定されます。
全ての血糖値測定器の測定基準はこの基準に準拠しています。

「ISO 15197」では「血糖値75 mg/dl未満では±15mg/dl、血糖値75mg/dl以上では± 20% 以内に測定値の95%以上が入っていること」とされています。
つまり、血糖値が100前後であれば20mg/dl、200前後であれば40mg/dl程度の誤差が出るということになります。

血糖値測定器の故障はともかくとして、機械で測定しているにもかかわらずどうして誤差が出てしまうのでしょうか。
理由はいくつかあるのですが、理由の1つとして同時に計測していないためということがあげられます。

というのも、人間の体内の血糖値は時間の経過とともに変化します。
途中で食事をしない場合でも、病院から自宅へ帰宅する場合でも、その時間で血糖値は変化します。

さらに、医療機関で利用されている血糖値測定器は通常、静脈の血糖値を測定するのに対して、自己計測では動脈、あるいは毛細血管の血糖値を測定します。
これも病院と家庭で数値がずれてしまう要因になります。

その他としては、血液とは異なる他の体液が混合してしまったりすること、食後は誤差が出やすいこともあります。
当然ですが、こういったケースだと測定結果が正しくありません。

ある程度の誤差はメーカー側も織り込んで開発しているため、血糖値測定器自体に原因があると思われがちですが、上記のように原因の大半は血糖値測定方法にあるようです。

なるべく誤差を出さないような状態で血糖値測定器を利用し、血糖値コントロールに役立てていきたいですね。