血糖値測定方法の原理ってどんなものがあるの?

色紙

糖尿病、膵炎、肝硬変の予防をするために重要な指標となる血糖値。
病院で定期的に検査されている方もいれば、各種メーカーから販売されている血糖値測定器を利用して定期的に計測されている方もいらっしゃるかと思います。

今回はこの血糖値の測定方法の原理を紹介したいと思います。
血糖値の測定方法は大きく分けると、比色法と電極法という2つの方法があるようです。

まず比色法とは、特殊な試験紙に血液を付着し、試験紙の色の変化によって血糖量を測る方法のことです。
もう少し詳細に解説すると、比色法は血液を特定の酵素と反応させた後、反応物を試験紙に色で表示します。

血液と反応させる酵素の種類によっては色の変化があるため、その違いによって比色法もいくつかの種類に分類することができ、例えばヘキソキナーゼ法(HX法)、クルコースオキシダーゼ/ベルオキシダーゼ法(GOD法/POD法)等があるようです。
比色法を採用するメリットは、厳密な数値こそ機械で解析する必要はありますが、目視による測定が可能なのでとてもわかりやすいという利点があります。

ちなみにかなり昔(1800年代)からある手法で、血糖値の測定に採用されたのが1960年代、当時開発された小型の簡易血糖値測定器(といっても当時の小型は靴箱ほどのサイズなのでかなり大きい)からでした。

次に電極法とは、血液に電気を流して電気が流れる量で血糖量を測る方法のことです。
もう少し詳細に解説すると、電極法はまず血中の糖分と酵素を反応させます(ここまでは比色法と同じです)。
それから、反応物に電圧をかけた上で流れる電流を計測します。
この電流の量によって血糖値を測定します。

比色法と同じく、血液と反応させる酵素によっていくつかの種類に分類することができ、例えば、グルコースオキシダーゼ法(GOD法)、グルコースデヒドロゲナーゼ法(GDH法)等があるようです。
電極法を採用するメリットは、電極法を採用した血糖値測定器の操作が簡単なことと、測定までの時間がかなり短いことが挙げられます。

また、比色法と違って、電極法が実用化されたのは1990年代に入ってからとかなり新しい手法のようです。
開発が進んだ結果、比色法でも短時間で測定できるようになりましたし、電極法で利用する電気も少量で済むようになったことから、比色法と電極法のどちらが優れているか優劣がつけがたいようです。
いかがでしたか?血糖値測定の手法を知ることで今後の血糖値測定に役立てれば幸いです。

本来であれば血糖値測定器のお世話にならないような生活習慣を確立することが大切です。

転ばぬ先の杖、予め血糖値対策を知っておいても損はないでしょう。
血糖値を下げる方法まとめ
血糖値をコントロールする方法29

血糖値測定器、たくさんあるけどどれがいいの!?

血糖値測定器

肝臓ガン、糖尿病といった病へ大きく影響する血糖値。
予防のために病院で定期的に検査される方もいれば、ご自宅で各メーカーから販売されている血糖値測定器で計測されている方もいらっしゃるかと思います。

ところで、血糖値測定器のメーカーはどういった会社で、どういった製品を販売しているのでしょうか。
ロシュ・ダイアグノスティックス、アボット、二プロ、テルモ・・・。
血糖値測定器を取り扱っているメーカーは様々あるようですね。
順番に見ていきましょう。

ロシュ・ダイアグノスティックス社は「アキュチェックアビバ」という血糖値測定器を販売しています。
この製品の特徴は、針を刺す時の痛みを低減するために、針先の形を3面カットにして傷口を最小限に抑え、更に針を刺すスピードを上げて、針ぶれを無くして痛みを低減しているところが特徴です。
アキュチェックアビバは痛みを気にする方に優しい血糖値測定器のようです。

アボットは「プレシジョン・エクシード」という血糖値測定器を販売しています。
この製品の特徴は、新しい形状の電極「ZipWik」により、素早い血液吸引を可能としているところにあります。
また、測定器本体がコンパクトサイズで持ち運び便利という特徴を持っています。

ライフスキャンからは、「ワンタッチ・ウルトラビュー」をいう血糖値測定器を販売しています。
カラー液晶画面搭載で文字がとても見やすく、さらに日本語表示なので操作が簡単な特徴を持っています。

二プロからは、「ニプロフリースタイルフリーダム」、「ニプロフリースタイルフラッシュ」という血糖値測定器を販売しています。
どちらも世界最小必要採血量を謳っており、それに伴い、採血の際に痛みの少ない測定部位を選ぶことができます。
また、数百回分の測定結果を記録・表示することが可能なため、血糖値の変化を追うことができることが特徴です。

テルモからは、「メディセーフ・フィットスマイル」という血糖値測定器を販売しています。
カラーによる見やすい画面表示と音声ガイドも魅力的ですが、一番の特徴は血糖値レベルを色と似顔絵マークでお知らせする視認性の高さが特徴です。

いかがでしたか?血糖値測定器メーカーはたくさんあり、それぞれのメーカーが特徴のある製品を販売していることがわかります。
自分にあった製品を選んで、効果的に血糖値測定を行いたいですね。

すごい!スマートフォンでスマートに血糖値測定!

スマホ

糖尿病、肝硬変といった病気へ大きく影響する血糖値。
血糖値が気になる方は、病院で定期検査を実施されたり、各種メーカーから販売されている血糖値測定器を利用して計測されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところで、最近スマートフォンのアプリで血糖値を計測することのできる血糖値測定器が開発されたようです。
現在、スマートフォンは加速的に普及していますから、普段の血糖値管理へ導入してみたいと思われる方もいらっしゃるかと思います。

このメーカーDexcomの製品では、高血糖のような合併症を予防するためにケア管理者や近親者がより簡単に血糖値を測定することができるようになります。

従来の血糖値測定器は針を指へ刺して、測定用の血液を採取し、血糖値測定器のセンサーへ血液を付着させて測定するものでしたが、Dexcomが開発した測定器とアプリの組み合わせは、患者の皮膚下に挿入された小さなセンサーが数分度に血糖値を測定し、iPhone、AppleWatchなどのモバイル端末へ自動的にデータを送信します。

この製品の利点は、糖尿病を患った患者を持つ近親者が、たとえ遠くにいたとしても患者の血糖値を常時把握することができることです。

また、アプリによるグラフ化で、血糖値の変動と、変動に関連する食事や運動量のデータが画面ですぐに理解できるため、直感的に日常生活を振り返ることが可能です。

さらに、モバイル端末を利用することでいつでもどこでも気軽に記録を調べることが可能ですし、測定データはクラウドサービスと連動してパソコンの画面でも確認が可能であり、記録したデータをプリンターで出力したり、メール添付して病院へ送付することも可能です。

海外の市場調査機関によると、モバイル端末と医療アプリの組み合わせの市場は今後とても大きいものになっていく可能性があるようです。

また、遠方監視できる利点から、血糖値監視のためにすでに毎年数千ドルを費やしている患者や家族にすれば、iPhoneやApple Watchの購入で少しでも測定が楽になり、従来よりもコストパフォーマンスに優れた製品となるでしょう。

そんなのあるの?痛くない血糖値測定器

YES NO

糖尿病、膵炎、肝硬変の予防をするために重要な指標となる血糖値。
各種メーカーから販売されている血糖値測定器を利用して定期的に計測されている方もいらっしゃるかと思います。

とても便利な血糖値測定器ですが、そもそも血糖値測定器は「針を使って微量の出血をさせた後、そのなかの血糖値を計測する」という機器です。

なので、針を使って微量の出血をさせることは、どうしても痛みが伴います。
残念ながら痛みを好む人はあまりいないと思います。
また、使用した針は十分に消毒しないと感染症の原因となったりします。

どうすれば痛みを伴わず衛生的な血糖値測定器を開発することが可能なのか?このことは、血糖値測定器を開発している各メーカーによって日夜研究されており、その結果、無痛でも測定可能な方法で計測する血糖値測定器も出てきました。

無痛の血糖値測定器に採用される方法の種類は、大別すると尿糖測定器とレーザー光測定器の2種類があるようです。

まず、尿糖測定法ですが、尿の糖分を測ることで血糖値がどのくらいかを推測する血糖値測定法です。
腎臓は体の中で作られた老廃物を尿にして、排泄したり、血液を浄化する大切な働きをする器官です。
この過程で生成される尿の中に糖分が含まれています。

一般に、糖分は人間の体にとって有用なものなので、肝臓で濾過されないため、尿に含まれて体外に排出されることもあまりないと言われていますが、血中に多くの糖分が含まれていた場合、余分な糖分は尿へ含まれ体外へ排出されます。
このため、尿中の糖分を計測することで血糖値をある程度把握することが可能です。

尿で計測するため完全に無痛であるという点がこの種類の血糖値測定器の大きなメリットになります。
ただ、あくまで尿中の糖分を用いた推測となるため、正しい血糖値との誤差が大きくなりやすいといったデメリットもあります。
従来だと大きな据え置きのものしかなかったようですが、現在では携帯型のものもあるようです。

次に、レーザー光測定法ですが、これは肌にレーザーを当てた後、その反射を測るだけで血糖値の測定を行う血糖値測定法です。
2008年に長崎工業技術センターが開発したかなり新しい方式で、実用化には数年かかるとのこと。
なので、この方式を採用した血糖値測定器は残念ながらまだ製品化されていません。

しかし、この先レーザー光による血糖値測定が可能になると、無痛の血糖値測定が一般になり、針を利用する従来の血糖値測定器は過去のものとなっていくでしょう。

以上を踏まえると、無痛にこだわるのであれば、実用化されているという点では尿糖測定方式を採用している血糖値測定器がよいのかなと思います。
少しでも楽に血糖値管理できるような測定器に巡りあえるように、商品比較をしてよりよいものを選んでいきたいですね。

気をつけて!血糖値の誤差

看護師

肝臓ガン、糖尿病といった病気へ大きく影響する血糖値。
予防のために定期的に血糖値測定器で血糖値を測定されている方もいらっしゃるかと思います。

ところで、血糖値測定器で血糖値を計測すると、病院で測定した結果と異なる結果が出る場合があることをご存知でしょうか?
こういった誤差は、血糖値測定器の故障によるものや、別の原因によるものがあります。
ここでは血糖値測定器で想定すべき誤差と誤差の原因の究明方法について紹介したいと思います。

血糖値測定器で測定するとどのくらいの誤差が想定されるのか、この誤差基準は2003年に発行された国際規格である「ISO 15197」という国際基準で判定されます。
全ての血糖値測定器の測定基準はこの基準に準拠しています。

「ISO 15197」では「血糖値75 mg/dl未満では±15mg/dl、血糖値75mg/dl以上では± 20% 以内に測定値の95%以上が入っていること」とされています。
つまり、血糖値が100前後であれば20mg/dl、200前後であれば40mg/dl程度の誤差が出るということになります。

血糖値測定器の故障はともかくとして、機械で測定しているにもかかわらずどうして誤差が出てしまうのでしょうか。
理由はいくつかあるのですが、理由の1つとして同時に計測していないためということがあげられます。

というのも、人間の体内の血糖値は時間の経過とともに変化します。
途中で食事をしない場合でも、病院から自宅へ帰宅する場合でも、その時間で血糖値は変化します。

さらに、医療機関で利用されている血糖値測定器は通常、静脈の血糖値を測定するのに対して、自己計測では動脈、あるいは毛細血管の血糖値を測定します。
これも病院と家庭で数値がずれてしまう要因になります。

その他としては、血液とは異なる他の体液が混合してしまったりすること、食後は誤差が出やすいこともあります。
当然ですが、こういったケースだと測定結果が正しくありません。

ある程度の誤差はメーカー側も織り込んで開発しているため、血糖値測定器自体に原因があると思われがちですが、上記のように原因の大半は血糖値測定方法にあるようです。

なるべく誤差を出さないような状態で血糖値測定器を利用し、血糖値コントロールに役立てていきたいですね。

気をつけて!血糖値測定器の使い方!

病院

糖尿病、膵炎、肝硬変の予防をするために重要な指標となる血糖値。
病院で定期的に検査されている方もいらっしゃれば、各種メーカーから販売されている血糖値測定器を利用して定期的に計測されている方もいらっしゃるかと思います。

血糖値の測定は、継続的に実施し血糖値の変化を把握することで意味を成します。
そして、その数値の変化の原因を特定し、その原因解消のため運動量を増やしたり、食事量を変えたりすることで血糖値をコントロールしていくのです。

毎回病院へ足を運んで検査をすると、検査に必要な試料の採取を自宅で行い、試料を専門機関へ持ち込んで結果を返してもらうことを繰り返すことになりますが、血糖値測定器は、専門家の知識や誰かの手を頼ることなく、自分で血糖値を測り、その結果まで全て自宅で自分一人で行うことが可能なとても便利な機器です。

使い方は、メーカーによって異なりますが、基本的には機器のセッティング、消毒薬を塗布、穿刺を行い、測定器による測定、結果の記録といったフローになります。

こういった簡単なフローなので、年配で一人暮らしの方のような方や、旅行中の方等、いつでも、どこでも、誰でも、自分の血糖値を把握することができます。

このようにとても便利な血糖値測定器ですが、期待する効果を得るためには正しい手順で利用することが重要になります。

というのも血糖値測定器は自分で扱えてしまうため、気が付かないうちに採取する血液の取り方になったり、測定するタイミングに関する手順が自己流となってしまう場合があるのです。
そしてその結果、場合によっては測定結果に誤差が生じてしまうことがあります。

こういった自己流の扱い方を避けるためには定期的に血糖値測定器の使用方法を確認することが重要です。
使い慣れている血糖値測定器のマニュアルを読み直すことはとても大変ですが、誤差を減らすためにはそういったことが必要になってきます。

また、定期的に病院へ足を運び、血糖値を計測してもらうことで機器の使い方と誤差を確認することもいいかもしれません。
血糖値測定器を正しく運用して、血糖値をコントロールし、予防に努めたいですね!